大切な滝

結城永人


貴方は知っている
飛んでもない哀しみを
僕には教えなくないと
決め込みながら

周りの人を交えて
口に出していたのを
聞いてしまった

耐えたくもないと
恐ろしいほどに
感じが悪くて
参り捲るや

にしては
僕も同じなんだ
貴方には教えなくない
秘密を抱えているので

誰にも話さず
少しも知られてはいない
けれども

空へ祈るようなものか

貴方が僕を
変えたんだ
僕も貴方を
変えるべく

集中して行こう

したいなら
できたはず

貴方に僕は
僕は貴方に

認めて欲しいゆえだ