Section 15

結城永人


かくも小豆色のドレスを身に付けているね
果てもなく流れ続ける銀河のように度肝を抜かれたにしろ
結論は要らないと断じるのも吝かではない事情‐バランス‐ではなかったか
個人的には話を纏めるよりもテンデンバラバラなままにしときたいんだ
木切れが滑り出して行く表面上の手荒びと嗅ぎ付かれても厄介ながら
気持ちは実に見事に重なり合っているよ
女性としての私語りが貴方を男性としてどんなふうに見定めるだろう
面倒臭いなんて三億年も散り積もった綿埃に懸けずとも胸裏ではないけどもさ
自宅をノックすれば慰められそうな淋しさを蓄えていた
上も下もありはしないくらい見詰め合われた仲だとしても
トランペットが鳴り出した頃には免れない夜半過ぎなんだもん
白玉粉を捏ねて角々の寒天をばら蒔いた餡蜜の小豆が美味しく名残り惜しまれるや
終わったのはきっと追いかけるしかない日々の足手纏いじゃない
何一ついわれなくなる状態こそ只苦しいせいだわ
誰とでも仲良くなれる“人間様”でもないし
感心頻りか突き回したくなるbeingだな
貴方は私に五月蝿いってなんでいってくれないの
ちょっと脱線してしまうと怒るのは苦手なだけかも知れないが
得意顔も豹柄のフェイントでは入り組んだ瞳に申し訳が立たなくて
忘れたくない気持ちを無闇矢鱈に割り切られたくないんだ
逆順も弾き返して750cc(バイク)を飛ばす年頃の金魚掬いらしく
お願いだから珈琲はモカで頼んでおいたぞ
翻ってみれば細やかな福引きの当たり印にも震撼されられる手控えなので
普段着も事欠かない洒落っぽさかどうか
なな何と石鹸に座り込みの選んだイメージだったとはどうやら
問わないうちに絶えて足掻きを振れもしてなくてだ