Section 6

結城永人


何でかんで
想像力の限界を越えて
母語の魅力に取り憑かれていると
オムライスが食べたくなるらしかった
話によってはレタスだ
添えて貰いたい
聞くだに青虫と捉え
知るだに尺取り虫と考える
小枝を歩いている
空は晴れ上がり
煉瓦造りの建物の窓枠が震えるように
受け取られるのだった
目に見えて
自然から
示されるのは
といって景色も零れ落ちる
アルバムに収めながら
過ごしている状態くらい謎な事柄があるだろうか
外壁の肌触りと表紙面の質感は似てそうにせよ
頭の中で
今日の手掛かりこそ
飲んだカップの耳なので
皆も輪になって踊れば
くるり回り切り
軒下の巣で燕の親子へ気が向いた
持って行かれるな
メトロノームを
ちくちくだ
蓮華か