生粋こそ無邪気に

結城永人


地表は冷え切ってしまった
正味も気詰まりでならない

白亜の灯台へ立ち上がると
翼を広げた海猫が飛んでる
悠々と小魚を目敏くするか
珊瑚礁が美しく続く領分で

内緒な宿屋に潜り込んだら
快適という旅情でいたくて
一人身でなくてはなるまい
渦巻く星の夜空の清らかさ

冷え切ってしまった社会を
懐中電灯で照らしてみては
うどんよりも堪らないんだ

動向が気詰まりでならない

冷え切ってしまった社会を
乱してみるともしなかった