アバンチュール

結城永人


吐き捨てられて吹き溜まる
繰り出されも落ち振れた
温め合えば震え来るから
思い遣るまで突き放すや
包み込むはずと覚え立て
打ち入りつつ取り組んだ
閉め捲りこそ跳ね返され

信じられない
愛されてない
認めたくない
堪えられない
喜ばしてない
考えたくない
感じられない

世間は
社会を
方法が
人間で
自然と

吹き溜まる吐き捨て
繰り振る落ち出し
温め来る震え合い
思い放す突き遣り
包み立つ覚え込み
打ち組む取り入り
閉め返す跳ね捲り

熊手の納屋の肥料
司祭の経堂の聖典
薔薇の園生の垣根
流氷の場末の沿道
雑貨の店舗の茶器
強風の砂漠の駱駝
栄誉の殿堂の窓枠

一途な恋が
疑いもない
結束として