カーディガン

結城永人


僕は愛していた
しかし好きではなく
だから良い
身を退いてしまっても
結婚したかった
君を楽しませられない
かぎり嬉しかった
憎らしくはない

君が楽しかった
ならば嬉しくもない
だろう酷さ
勘を働かせしまいつつ
援助したかった
僕は強がってなかった
もはや恋している
恨めしくもない

僕が憎んでない
ただし恋しさはある
よもや凄く
基を正してしまっては
絶頂したくなり
君を表してもなかった
そして悲しくなる
危うさこそない

君は恨んでなく
つまり悲しみとして
さらに稀な
質が翻してしまうのだ
交際したくなる
僕は嫌がってなかった
なので好ましさも
忌まわしくない