かの一七年蝉ではなく

結城永人


短詩を贈りたいんだ
他の誰と付き合いがあったにせよ
別れの理由は焼き餅かどうか
もしも思い遣りと弱さが切り放せたら
辟易させられてしまうだろう
心よりか喜べない歴史でなくては
まるで已むを得なかった

気に入れば
気に入るほどに
熱中しよう
言葉もないまま
優しさへと
通暁するだけな
言葉だった
保持すると良い

きっと長くは作詩されずに
惹いた別の何が出向いても構わない
揺るがされないでいられたような
少なくとも事情を取り繋いだ
敬いが擁した艶やかさとするや
面食いへ嗜むには価値観も捉えないで