シャランラ

結城永人


引き留めよう
僕のゆえで眠れるならば
遠くないとしても

どうして
涙が溢れ落ちたのだろうか
疚しさなどなかったら
心は軽くなるばかり

恨ませるつもりか
温めておくんだ

遥かな穹窿よりも芳しく
美しい君のわけで
声をかけずにいない

九月の折りだった
淋しさを狼狽えたりして

悩んでしまいさえも
好ましくなくなるとすれば
気なんてあるだろうか
どんなに

思わせ振りな風采で
懐かされてみられたい

此岸の流れと
意へ介するべく

発動しろ