2ct

結城永人


可笑しい
することもなく
あるものもせず
ただ流されるだけだ
焦らず
騒がず
理性のまま
喜んでいられた
まるで水濡れの
個室へ入ったように
緩やかな
ゆえかしら
芳しい

僕の君は
君の僕で
僕は君に
君が僕と
僕も君へ
君で僕も
僕や君を

巻き込めば
風は静かだった
したいものがあり
ないこともして
漂いながら
揺れながら
幾分も迷えどか
胸を惑わせるのだろう
かくは気質で
巡り巡る

美味しく
観測された
想念と