神隠し

結城永人


行き場を失い
悲嘆に暮れる
僕は踊り疲れて行き先もなく
しかしながら生きて死ねば
一つの言の葉を
笑えるようで役に立たない後悔をしても
悲しさはないが
さらば必至に望みたいまま
行くべきだと

重視したのは
生意気な君へか
今更の祈りで

居る間を逸し
空疎に過ぎる
僕は演じ衰えて居る縁もなく
しかしながら笑って泣けば
一つの言の葉を
勇めるようで腑に落ちない逍遥をしても
疚しさはないが
さらば必至に願いたいまま
居るべきだと

直視したのは
依怙地な君へか
尚更の悟りで

浮き世を逃れ
憂悶に経れる
僕は競い潰れて浮き方もなく
しかしながら勇んで屈せば
一つの言の葉を
生きるようで型に合わない発奮をしても
哀しみはないが
さらば必至に誇りたいまま
浮くべきだと

注視したのは
素寒貧な君へか
殊更の誓いで