恍惚の内

結城永人


ドリアンで祝賀しよう
実寸のフルーツで
軒昂的な日常にと感謝する
命知らずの放縦か
どうして優越できた?
虚構の国々へ
阿鼻叫喚の地獄絵図
打ち倒されども降参しない
たって来たんだ
御褒美を
パパイヤはさておき
粗野に味わう
よろしい
三度と思い違わないでくれ
宿痾ではなく
人々が戦禍で死に絶えた
居残りならば

マンドリンを弄る子猫よ
他言として挽歌も効かせて
いっそ無名が敬われた

実寸のフルーツで
虚構の国々へ
御褒美を

光り輝くね

高邁な理念を提唱する
魔法の杖によって
毎々が平静であるべきと
無茶苦茶か!
行き着いてしまったらしい
まさか小悪魔という
事実無根の性状に
目論みは標そうとはせず
捻り出すイメージが統べた
奔放な気持ちとなる
つとに極楽でないかぎり
汚れたのかも知れない
環礁へ体感される
近くて遠い不可抗力
うつくしい
斟酌するよりは堪忍しつつ
胸にとって占めたもの

ガーネットで装う冬場わ
根城なのに交わした誓約だ
やはり念頭は恭しい

事実無根の性状に
環礁へ体感される
魔法の杖によって

恋着さ