凡才

結城永人


信じられる自分へ
道程は険しくとも
立ち向かえるはずさ
きっと忘れかけた
勇気があるのならば
思い描いてみる今
他人は託されない

自分を信じる術を
なくさないでいて
涙に拗けるよりか
繰り出すのが良い

たとえ未来も薄らぐ
悪魔が迫ろうと
どうにもならない
神経衰弱みたく
弱音を吐くとしても

託されない――
切り開いて行こう
未来が音発てて
崩れ落ちながら
今と引き換えに
愛されていたのさ
切り開いて行こう
心から笑うまで

縛られない自信へ
状態は苦しくとも
閉じ込めないはずさ
きっと覚えかけた
理性があるのならば
思い巡らせたい所
他力は肯うべきだ

自信を縛らない念
なくしてしまうな
欲に塗れるよりも
切り放すのが良い

たとえ過去も重たく
死神が潜もうと
どうにもできない
被害妄想みたく
嫌味を持つとしても
肯うべきだ……

推し進めてみよう
過去が形作って
動き出しながら
所と絡み合いに
攻めなかったのさ
推し進めてみよう
魂から励むまで

泣かす
今の所は
偽らず
念の術で
泣かす
だからなのさ
所は今か
求めた
術で念と
保てた
つまりなんだ
偽らず

雪の降ろうも

雨の落ちようも


風の吹こうも



空の荒れようも



勇気を愛する他人へ
世界が変わるなら
生きられなくなりもしも
亡骸のはず
攻められない理性かどうか
自分に向き合う
打ち考えつつ

優しい亡骸は恐ろしく
感受した心魂によって
ついに克服されそうな
神の加護と社会であれ

かりに匡弼としても
現在を廃棄してしまう
大魔王というのが脅威だ

向き合う混沌
緑青の縹渺的な社会で
何を願えようか
本懐
惹き付けた和音の自然さ
誰が長らえられよう
すさまじい
渾身は滅却して
神の加護に

 積もる
 雪や
 溜まる雨わ
 晒す
 風や果てる
 空わ

正義が恋した自分へ
たぶん信念があるなら
他力を蔑ろにしないとも
速やかな実情だろう