Rhapsody

結城永人


朝焼けが眩しくて
瞳を逸らせずにいた

窓辺に落ちかかる
明るい光に包まれて

鳥が鳴いていた
変わらないまま
鳴き続けてる

花は開いている
変わらないまま
開き止まない

午前四時

薄曇りに見て取り
目は合わさずにいた

窓際へ降りかかる
柔かな色を抱きつつ

陽は昇る

夕暮れが喧しくて
耳を外せないでいた

街路へ打ちよせる
冷たい音に触れられ

風が吹いていた
変わらないまま
吹き続けてる

鳥は飛んでいる
変わらないまま
飛び止まない

午前六時

紙切れに聞き取り
耳は当てないでいた

路傍へ押しよせる
明るい音を触れながら

地は回る

夜更けが疎ましく
君と逢わずにいれた

一帯に差しのべる
柔かな闇に埋もれて

花が揺れていた
変わらないまま
揺れ続けてる

月は浮いている
変わらないまま
浮き止まない

午前午後

仮初めに感じ取り
君と別たれずにいた

一帯へ繰りのべる
冷たい空を埋めつつ

Rhapsody

僕と逢われずにいた

豊かな天に尽くして

変わらないまま

変わらないまま

四六時中

気紛れに思い知り

奇跡へ結びつける

Rhapsody

君と別れずにいられた

変わらないまま

未来永劫

一帯へ差しむかう

Rhapsody

胸を匿わないでいた

公園の昼下がり

虚ろな雪に揉まれて

月が浮いていた
変わらないまま
浮き続けてる

風は吹いている
変わらないまま
吹き止まない

時々刻々

素振りに受け取り

新たな夏を控えないでいた

内面へ繋ぎとめる