プレシャス

結城永人


蒸発する海と共に
まるで涙のような
思われた悲しみを
刹那と失せるのは
きっと愛なのかも

波間へ揺れる孤島
きっと夢のように
全力を振り絞って
辿り着かなくては
まるで嘘なんだと

天空を喜びがてら
鴎なら飛ぶはずの
軽くて何とも白い
雲では漂うばかり
白くて何とも遠い

太陽が燃え上がる
たぶん恋なのかな
零れては贈られた
まるで幻みたいに
搗ち合う誰かとは

今生を讃えられて
まるで神みたいな
感じてしまう状態
たぶん命なのやも
一人では出来ない