パレードへ代えて

結城永人


正直にいうと
驚かざるを得なかった
応じることもできず
さりとて
誘わなくてはならなかった
恋の響きを
実感している
心の準備もないまま
受け入れるのは
誠意が問われ兼ねない
悔しがれや
親身だったんだ
口を閉ざしてしまうよりぞ
言葉にすれば
通い合ったはずの
想いを
全部
打ち撒けるには展開が
考え及び切れず
遊園地どころか
アイス・スケートでさえも
踏んだり
蹴ったり
しない
風任せとかなんて
洒落たりも
せずに
信望しておきたかったんだ
自然体でいるにしろ
唐突もがな