一番星を懸想に

結城永人


貴方は美しい生活と過ごしているにも拘わらず
夜空は余りに素っ気がなさ過ぎる
たとえ恩着せがましい指摘だろうとも
薔薇色だったならば比較になり得ない
息付きを持たないのは紛れもない事実だから

今新たに胸へ染みて来ずにいなかった
慈しみが人恋しさを円かと掻き消すように
明かりを失った社会で一縷の望みも得なければ
やがて反復される不埒な振る舞い方で――

何もいいたくなくなってしまうかぎり
僕に彷彿と蘇る心象も無数ではないはずだ
つまり面白がりながら戯けていた独りの
根拠どころか恰幅でさえもなかった
言葉遣いの妙に快感的な触れ込みよりも
どんな顛末を豊かだと保つのかしら