乙女座

結城永人


僕が君の策略は余りに
危な過ぎる究極の選択だ
迫られて嬉しい反面が
考え捲らざるを得ないと
換言すれば伸びてよう
遅れた返事も貰わないか
悲壮に追い詰められて
踏み切った入魂の賭けへ

よりによって
好かれられが恋ではないぞ
十九歳の真冬日に
見上げた根性は
永福そのものだったんだ

たかがされど
愛でなければ好かなかろう
人生訓の三十年も
知力で物分かる
永福そのものだったんだ

乙女座が終着かしら
打って付けの川の流れへも
色めく偲ばしさを
放散するまま
緩やかに時を経ていた
穏やかな
移されてしまう
場所も
君と
僕に手繰らせやしない
引き払って

永福そのものなのだった

絆試した状態は

実際上の一生涯も

好ましくこそ恋しいがてら

またとないと