あからさま

結城永人


砂漠の膝当ては
カスタネットだ
打ち鳴らしたら
失態を超えよう

掴み兼ねていた
メガホンだって
台本もないまま
抑え切れやせず
内情を解き放つ

昔は憐れだった

叩き売りされる
バナナが良いか

毒気を受け流し
たとえ弱くても
上塗りはしない
嘘か真か傷跡に
効かないかぎり
親しげな来歴が

変わらないまま
奮い起こされる

コンパスぞなく
先は不毛なのに
地平線こそ臨む
紛れもなかった
考え方が久しい