小手鞠

結城永人


真横での二人の
温度はベストだった
若気の至りにも拘わらず
未来永劫を介する
雲模様ではないかしら

固唾を呑んで
見守った弓張りは
リアルを映し返した
情そのものだよ

いわなかった
涙は乾いてからが
止めどなく涌き続けて
退かすのと
問われるまでは

静かな静かな
風勢に包まれるみたく
埋まらない感覚の狭間へ
かくも手に汗を
握り締めていたとは

筒抜けのドラマさ
黄緑色が閃かすまま
宵入りの高台ぞ
深呼吸して

行き先はあるんだ
透き通れば約束しよう
よりも二人にや