尾長

結城永人


畳んだ翼で
松の木の枝に
留まっているのを
目撃した

呼びかけへ応えて
要望したんだった
まさからしい
登場こそ
喜ばしいかぎりでは
ないか

見惚れる
時が経つのも
忘れ去るくらい感銘だよね

巻き戻しへ
動じない渓流の水が
順繰りな山地で
取り持てど
空々しくなってしまった

大らかな実態と
心するにしろ

羽振る