ぼた雪

結城永人


寒波が訪れて
幾日も曇り空だった
底冷えの外気は
身も心も凝り固まらせる
当たり前なのだと
慣れるべく

だが
どうだろう
舞い降りて来る
ぼた雪ならば

今しがた

小さく落ちながら
気を揺るがすのだった

次第に大きく
降り出すや心映えがある
愛らしい

子供も口を開けて
味わいながら驚き去った
ぼた雪は積もらずに
溶けてしまう
しかし

止みがちな
天候ではないので
一向に降り続けると
積もりもするか