陰鬱な空模様

結城永人


考えると不運だ
ただ世間と折り合わないだけの状態なので
時計のチクタクが際どくも忌まわしく噛み付くにせよ
払い除けるべき策を講じられるくらいならば幾らでも試みていたはずだった
たぶん不運は考えるしかない
袋小路で残飯を愛でる熊鼠と同じだ
僕が示したのは居直りとはいえ
苦痛ではないのだった
いっそ天命ならば歯向かい得なさそうではないか
一段と音量を増して聞こえて来る!!!
気に入らない時計ならば木端微塵に変えたのに輪廻へ至っては倦み兼ねまい恭順な受け方だ
下弦の月に瞬いた星は小さく
まるでウィンクのように胸を熱くした
時刻か
山吹も腰を据える
人類と神様の《夜伽話》へは首を突っ込むな
聞き入れておくんだ
さもなければ恨めしかろう
少しも馴染みでやない
内情のまどろっこしさで血を編んでも時計は鳴り響く
浅薄かしら