横切る蟹の砂風呂

結城永人


天職に実生活を食い尽される想いがする
もはや後者を拒んで前者へ就けば躯こそ束ねそうだった
遣り通していれば機会は巡って来るのだろうか
作家になるために生まれたのに*****では気持ちも悲しまざるを得ない
性分で感じ捲って浮き名を脱線したのが良くないにしろ
見え過ぎないくらい太陽は燃えに燃えているとは否定されない
〜沈淪
自分史か
征し続ける宿縁は〜
なんて綿密的だろう
吐き出すや首飾りよりも呈さない
工面は万全を期して臨むのが盛んなわけで
ただ不貞腐れるばかりなのは柵が解けなかったんだ
手慰みと澪した