シンプル・レベル

結城永人


足手纏いな枯れ草を
考え至らなかったのは
幸いなのかどうか

まさか一回性が
不可欠だとも
身の程を素知らずに
引き上げてしまったんだ

木乃伊へ共感して
飛んで来た懸け巣は騒ぐ
泥土ではなさそうで
どんな気候に曝されたまま
窘めるべき事態でも

苦もなく過ぎた
判らせないや
まるで廃人のような
策動があるにも拘わらず

なんて状況だろう
涙は惜しみなかった