重く考えるな

結城永人


引き延ばされてぞ
手持ち無沙汰を
ずるずる
葡萄が垂れ下がるのだった

薄緑は
期待大ならば青紫が
たぶん楽観的かも

僕たちで出向いたんだ
鍾乳洞へ
家族ではなかった
しかし知り合いだったので
懇意を得たと
感じられずにいない

鉛筆を削り
設えるのも白紙だった
なんて物静かだろう
小皿の一房に
気持ちを重ねるや

風も新しく
吹き寄せて来たので

起き上がらないか
たとえ燃え尽きたにしろ
軒昂するように