日夜の詩

結城永人


僕を過った魚がいる


岩礁の人魚や森の釈然との間の浅瀬付近だ
段差の中に住処がある
魚は僕へもてなした
引き入れて英気を養わせるんだ
死ななくて良かった
まさか認めずにいないらしい
僕は魚に連れられて帰趨する

粘ったとは出し切らなさだ
泣いても喚いても乾いた浜岸で感じるのが涙の海ではなかったか
魚へ僕は表した
たとえ浅瀬付近の住処は引き払われるとしても遣り残さないように
渾身だった