黄昏のソファー

結城永人


君たちも淡かった
粘るだの粘らないなんざ部面へは適さないのではないか
却って寂しいくらい魂で近付いていたんだ
覚っても遅く
人目は引かなかった
どんな件で赴くにしても事情へ先立つ実況が剛い
といってはみれど
幻に透過する“光”が足を引っ張るならば締め括りを説き伏せるのも控えよう
飾らないまま
ずっとずっと風に抱かれている両想いだ
山吹も揺れるので
気にかけざるを得ないにせよ
大事なのが触れ合いだ