瑠璃星天牛

結城永人


良い思いばかりある
なので衰えを受け入れるのは厄介だ
語弊を除していえば腐葉土を掘り起こしているやも
まるで指の皺こそ日本刀で刻まれた年輪のようだ
微生物によって樹木へ養分を供給するべき
四季だけしか見失われはしなかった気持ちがする
辿々しかった
おいそれ吸い取れない
吸い取りたくないのか
空のキャンバスは君子蘭の色合いを
衰えめ
過ぎて行く時局と共に辺りは森閑となる
辛酸を舐めてはバーベルもメガトンな
公算でもみくちゃにされた擂り鉢が明日とわ
息巻いて行こう
みろ
山脈の尾根へ只翔る影たちよりも盛んなほどに
飽きない
物して