モノクローム

結城永人


細部とは持続だ
印象上で凝固した時間性の拡充に他ならない

伝道師が述べる
恰も分際の如き
取得した資格で

事物の中にも存在が含まれていた
または
後を断たない苦境に
物狂おしい状勢なのだった

雅致を経巡ろう
考えてしまえば

木々の緑のまざまざと迫る
近い夏の折り節
市街に葉桜等も増えながら
吝かではなかった
四月が去った身の上で眠気を誘われるにしろ
準じるべき命とも
緑へ触れて

過ごしたのは偶さかではなく

付いて来るかどうか
抱くのを社会は
終末的な様相を帯びた
止めても