星の下で生まれる計なさに

結城永人


堪らない恋なんて二目と見ない
駆けてたのも鶏だった
庭に咲いたグラジオラスは
南向きの新しい風を告げている

二目と見ない堪らない恋なんて
コーヒー・カップじゃないか
回って回って八十分くらい
遊べば良かった
どこかの屋敷では太鼓が鳴るような
煌びやかさを解き倦ねてしまうよりも

少ししか知らないまま
二目と見ない堪らない恋なんて

しなかった……

追い払うぞ
未来で
見ない堪らない恋なんて二目と
ありやしない
タロットも頷くか

恋なんて二目と見ない堪らない
動き出した心境はもちろん
行く手が尚も場違いなのだった