嘘なら皆嘘だ

結城永人


不可解だった
普通ではいわないようなことを聞かされて
傷付けやしまいかと
二三秒の間に
気持ちを合わせるしかないと考えるのだった

恋の一手か
気持ちを仕向けさせるためだったとは分かる
にしては
知り過ぎているようにも感じられるし
性別をも越えるまで必然なのかとも受け取られるのだった

開けっ広げではないとしたら
傷付けられてたのかも知れない
もしかすると
もしかして
もしかする

お相子にしてくれた
とも思われないわけではないのだが
回りくどい
なので
察するには驚かされるだけでしかなかった