匙を投げられた死

結城永人


僕も怒っては疲れるだけだ
ぐったりしながら考える
意思で全てを負うべきなんだ
好きにさせて貰うしかなかった

拒絶と否認の嵐の中で
救われようもなく
藻掻いている
僕が動かせないかぎり
どうしたって
どうしたって
救われようはない
前提されない世の中だ
どうもするな

死へ匙を投げてしまった
何もかも終わりではないか
消えてなくなる先を待ちながら

好きにさせて貰うしかないんだ
猿を笑わせるためではない

猿を笑わせるためだろうか
僕で受けを狙っていれば

何かも終わってやしなかった
好きにさせて貰うよりもあるか

問いかけたのは
身を挺しながら
止めずに来たのは
今までずっと
従いたかったんだ
僕といって良い