曼陀羅華

結城永人


残暑の烈しい陽射しを受けて
汗だくになりながら道を歩いた
用事があって避けようもない
少なくとも生きるためだからか
急がなくて構わないとしても
帰りは流石に一休みしたかった

自宅へ着くや
レッサーパンダがいた
床に這い蹲って
頭を撫でてみると子供らしい
動きも鈍くて逃げ出さず
静かに息をするまま
リラックスできる
空想だった

焼きそばが欲しい
腹拵えにといって
何をするわけでもない
暫く経ってスナック菓子を
食べながら小腹が
空いていたんだと思った
気にもかけずに

専ら涼やかだった
夏も終わりに近付くと
日陰が実に過ごし易いもので
外へ足を向けても探してしまう
温度差が大きくなるのかしら
喉の乾きも潤さなくてはならず
コップ一杯の水の
美味しいこと