天使は里芋の葉を差した

結城永人


触れ合っていると何もかも吹き飛んでしまうから沈黙の数だけの想いも込み上げる

本来ならば名字や出身地どころかイチコロでさえもつまり捉えられた望みのようで

十年間も儘ならない性分を耐え忍んでばかりいたものと否全く囁かれる具合かしら

誰にも渡したくない
柔らかな土を踏むや
虫取りへ励んでいた
児童期と同じにしろ

いっておきたかったんだ
人生を擲ってでも
絶対に

判らなくて考えさせられる胸倉もちゃっかり仕舞っておいたほどの言葉で絆と刻む