乙矢~六月には紫陽花を~

結城永人


ビビる
いっそ生活を引き出したら詰まらないんじゃないかなんて
決め手に欠けるのはたぶん教えない駆け引きが朧だった
笑いの壷が同じなので真似するよ

正しく
自分からは声もかけずに動かないまま
ずっと心を伸ばさないとすれば
待たれる身こそ何でも良い
毎日が記念日だ
毎度の記念品さ
当たり前過ぎて横切りつつも記憶しなければならなかった想いがある
澄んだ瞳へ膨らんだ天空の美しさは変わらない

永久に
駆け引きが全てではないと叫ぶと世界は回り出すけど
ただし全てのスイッチは押せもしないはず
泳がせといで
耳を引っ張るよりや
天使じゃない
皆にとって恋人でも謎かしら

当ててみせただけな
知りたくて知りたくて出て来なかった言葉を古井戸へは放り込まないで欲しい
ペチャンコとさせないでね
星の伏せざるを得ない現実も飛んで行ったに違いない

望まれたのは何か
大きな夢もポテト・チップスのようで
つまりとても面白いんだ
苦し紛れの首振りも生じないくらいうずうず
自然だったとは
切欠もなく偶々の只単になのか
温もりのせい