夢と希望を携えて

結城永人


したい
したいよ
何が
応えているのは僕で
訊いているのも僕だ
君はいない
とかなんて
照れ隠しを
させたくはないと
茸狩り

行こうか
だよね
だもの
一本杉の梢の上には
パグのような
雲合い
自分でも何をいっているのか
呑み込めないの
だから本当は
逆に
うふふのふ
額に当てた右手を
下ろし
また
去って行く羊の群れを
眺めていた

良いのさ
悪くはない
ムーン・フェイズが作動する
さもないと意識は
溶け出して
白長洲鯨の潮吹きだって
覚え切れなくなる
僕にとって
直ぐに表にはできない
待っておいで
ぷるぷる
ゼリーでも突きながら
三日後にはせめて
想いを留めた
ガーベラのコサージュを
イメージとして
差し出すはずだから

町を行き
先へ行く
アコーディオンの調べも快い
モンパルナスに着いたら
目当ての映画館へ
歩みも軽く
僕たちで出かけよう
飛行機に間に合うやいっそ
がたがたがたがた
机を揺らし
うずうずうずうず
窓も閉めた
落ちてどうなるのか
役を終えるも
ぶずり
嵌まるな
幸せに