人が来る

結城永人


バナナの腐った皮を
グチャ
踏ん付けても
蹌踉けたりしない

つもりの?
ような?
かい?

しない
しないよ
したくはないんだ
したくなんて
ないのさ

人が来る
くるくる回って
全くだ
まったりするな
するり
るり

泣いたものを……

何時だって
子豚の鼻は低くて丸い
違うこともないんだって
まるでノコギリで
切り倒された古木のような
音楽が流れた……
良いね


受けなきゃ
海の底へ
行って来た帰りに
土産話を口伝する日も近い
水深こそ計り兼ねれど
確かにイトマキエイだろう
下から見たと
印象深く
思わしげな表情で

控えた星明かりに
空は暗かった
出ていた月でさえも
夢に取って代わる
気紛れな夜中の
火が揺れる

凍って
食べて
過ぎて

潰れて
鳴って

覚める
吹いて

次いで