詞引き

結城永人


梟の夜に
森は静かだった
星々が煌めく
空も安らいでいて
申し分のない
思いを抱かせる

亡骸を
枯れ葉の辺りに察するや
厳粛な風が起きた
メメント・モリ
大昔より今次へと
脈打つはずの恐らく
哀しみだったならば
恐らく他には何も
いいたくならない

月見草の
花弁で精気は
眠りに落ちたまま
雑誌も滑り出すのだった
愛しさが訪れて