実相の詩

結城永人


やる気マンマン、今度こそ。
下弦の月も明け方に、
横目遣いの勤めを逐える
俄かに曇りがかっていたような、

否み難い地上での営みを
誰のせいにもしたくないんだ。

獣たちが飛び出して来る
乳液の泥濘で駆け擦る足も取られながら。
どんな物事へ遭遇したのか

只静かに広がる朝霧ならば、
身に覚えがないはずはあるまいに
散らばってとは森のぐるりを。