電撃帳

結城永人


木の枝で丸くなり
座っている狐猿は
分かってくれたか
せめてもの想いを

自殺を見詰めるしかない場所がある
数限りない物体が転がっていた
まるで腐敗した肉片のように
和平的な香が鼻を突く
とばっちりを受けて引き倦ねている
世情ならば論理上はバスケット・ボールが適切だ

利益などなかった
上げられたのも血圧よりぞ
腕章が余りに緩過ぎて
煮え滾ると面食わせるも
まやかし程度だった


時代性とは
鉄拳を振るい
監獄から出て来られる
後々の伽藍を
越えられやしない
虐げられつつも
抗うつもりらしい
水星と似通って
著しく共感を覚える

僕も詩人として
さてや頑張るのが歌ならば言葉にしておく
暇臭いと威嚇する亡霊がいるので
不断に行うべく
瞳を燃やそう
魂を

誉めたいし
エールを送るのも吝かではない
動くのが早くて助かる