遥遠な空

結城永人


僕が与えられた喜びの形を具体化しても
尚一層
愛情そのものは神秘的な様相を呈するようだ

地獄の輩たちを可哀相になるまで信仰を貫いたのだから
自殺せざるを得なくなる社会こそ瑕瑾がなかったかしら

遡れども良さはない
理性にとって
僕は敬虔な暮らしを求める

修業の成果に慢心せず
好運を想定しなくてや
存命しないとは絶対だ

勝ち目のない賭けばかりが実験された
破天荒な悲哀で疲れ果て捲りだった
否応なく救いの手も引っ込められていた